メラニークラインの『羨望と感謝』を改めて今、読み返しているのだけど、とても面白い。

これ、初めて読んだのは、40歳頃、一念発起して入った大学院で、レポート書かなきゃいけないとかで読んだ気がするけど(授業でも教わってから読んだのに)、あの時はほとんどチンプンカンプンだったんだよなぁ。

羨望と嫉妬と貪欲の違いや、羨望があらゆるものの中で一番悪いってのは、あの時以来、ずっと頭の中にあって、何かと思い出しては考えてきたけど。

あれから何度も読み返しているけど、今読むと、一言一句が含蓄があると思えるし、あの頃に比べると、だいぶ自分も理解が進んでいるんだなと、ちょっと嬉しくなる。

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今の社会状況などとも重ねて読むと本当に味わい深い。一般の人にも、読んでもらいたい。難解だとは言われているけど、でも今の社会で起きていることは、きっと「羨望」の破壊性と関係があると私は感じていて、読んでもらったら、賛同してくれる人もいるんじゃないかとちょっと期待している。

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