内心か否かの話だけど、
人間は自分がちゃんと自分の心の中にあるものだという自覚がないと、逆に外にダダ漏れしてしまうという心の仕組みがあるんですよね。
ただ、例えば昨今のインセルなどの場合では、自分の劣等感とかと向き合うことからの逃げで、半ば意図的に自覚的に、それをダダ漏れさせて、開き直るばかりか、それをダメだと嫌だと指摘する相手にこれでもかと晒して、自分の劣等感を相手になすりつけて転嫁するみたいなことを平然とやる。それを私は倒錯的な心の動きと考えています。
人に見せては恥ずかしい自分の心の内容を、恥ずかしいから心の中に押し留めておくのが普通の人間のやることなんだけど、そうすると、本人が苦しくなる。何故なら「俺は異常者なんじゃないか」と思えてくるし、願っていてもそれは満たされない願望になるので欲求不満に耐えられないから。
その苦しさは、例えば本人がカウンセリングを受けたり、自分の中で苦しんで本を読んだりして答えを求めて考えたりするためのモチベーションになるものなんだけど、ダダ漏れで撒き散らして、むしろそこから快楽を得ているうちは、その動機づけも生まれない。
だから、行為面での社会的なルール設定をして、本人が自分の心の中にある、本当は自分でも扱いに困るようなものを心の中に押し留めさせることは大事。