まぁそう考えると、そう言う「面白おかしく楽しい私」と仲良かった人たちと、今、話が合わなくなってるのも頷けるよな。皆んな、あの、ヘラヘラしてた私が好きだから付き合ってたんだよね。
いちいち面倒くさいこと言う私のことは、皆んな“苦手“だと思うよ。
実際あの頃の私は、それをどこかで“知ってた“から、本当は違和感とかあることも適当に受け流していつもヘラヘラしてたんだと思うし。
そういうの、出来ずに空気を悪くする人を私自身、面倒臭いやつだと思って苦手意識を持ってたし、何なら“虐げて“いたよ、…やんわりとね。例えば「何となくハブる」みたいな形で。
皆んなに好かれたかったんだよね。そう言うのが良いことだと思ってた。そんなふうに育てられてた。
あ、もちろん、その面白おかしい私はコロナに感染するんだけど、それでもヘラヘラして豪胆ぶってて、死んじゃっても「あの人は最期まで楽しい人で皆んなを笑わせてくれたね」とか残った人たちに言われてたんじゃないかな。
幸い回復してたら自分の感染を笑い話みたいに言ってたに違いない。
下手して後遺症が酷くなっても、自虐的にネタとしてたかも知れないし、なのにそうしながら、自分の苦しさを理解してくれない周囲に内心で恨みを溜めていたかも知れない。
そして、それまでのように朗らかでいられなくなった自分を認められずに死にたくなっていたかも知れないな。