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【5/25】霊界通信 ベールの彼方の生活 3巻 「天界の政庁」篇 5 地獄の底 akito-takizawa.com/2024/05/25/
台地には幾本もの通路が設けてあり、遠くにある他の作業場へ行くための出入口につながっている。その範囲は暗黒界の地下深くの広大な地域に広がっており、それは例の“光の橋”はもとよりその下の平地の地下はるかはるか下方に位置している。

ああ、そこで働く哀れな無数の霊の絶望的苦悶…途方もない暗黒の中に沈められ、救い出してくれる者のいない霊たち…。がしかし、たとえ彼ら自身も諦めていても光明の世界においては彼らの1人1人を見守り、援助を受け入れる用意のできた者には、この度の吾々がそうであるように、救助の霊が差し向けられるのである。

さて私は辺りを見回し、キャプテンからの説明を受けたあと、まわりにある出入口の全ての扉を開けるように命じた。するとキャプテンが言った。

「申し訳ない。貴殿の言う通りにしてあげたい気持は山々だが、私はボスが怖いのです。怒った時の恐ろしさは、それはそれは酷いものです。こうしている間もどこかにスパイがいて、彼に取り入るために吾々のこれまでの行動の一部始終を報告しているのではないかと、心配で心配でなりません」

それを聞いて私はこう言った。「吾々がこの暗黒の都市へ来て

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