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年末に大きい本屋に行き本をまとめ買い、という久しぶりの行動。その中の1作品(上下巻)『守娘』。マンガなので、すぐ読んじゃった。清朝時代の台湾を舞台に、なぜか纒足をしていないお嬢さんを主人公にした物語。伝説物語を元にしていて、マンガの合間に編集部によるその解説が入る。守娘の話はかなり残酷な面があり辛い。纒足してなくて読み書きもできる(この二つは大変な強み)お嬢さんはある「偉い」人の秘密を探るべく行動しますが、そういった伝説からの霊的な描写というかネタというかもあり少しファンタジックなミステリー、という感じ。フェミニズムな観点も重要ポイント。
とにかく視点は現代的ですね。主人公は探偵目的のために◯◯までするのですが、重要な後ろ盾はあり、でもそれがないとなかなか解決は難しいですね。よろず《昔》のことに興味があるけど現代人としてアップデートはしていきたい私にはちょうど良い塩梅のテイストでした。
作者は台湾の方なのか台湾在住の方なのか?訳者クレジットは見当たらず。
kadokawa.co.jp/product/3223030

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