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【ほぼ百字小説】(5561) 朝から雨で、物干しへの戸を開けるとすぐそこに亀。頭も手も足も尾も引っ込めて、甲羅だけが置いてあるみたいだ。潜った蒲団の中から外を覗いているような亀と目が合う。もう冬眠か。話しかけても亀はもちろん無言。
 

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