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【ほぼ百字小説】(5461) 波間に漂う紐のようなものが、図形を作っていた。次から次へと形を変えるそれらが文字のようにも見えたから、もっとよく見ようと覗き込んだところまでは憶えていて、だからこうして文字になって伝えることもできる。
 

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