自分の作品がなるべく自分と紐づいたものであってほしくない、もしくはなるべくそのように見られないようにしたい、みたいなところがあるので、作品と作者が分離できないような感覚を長時間味わうとちょっと溺れてしまうような気持ちになるのかとしれない。
作品だけ好きに持って帰ってほしいし、かと言ってその延長線上で好きなことをぶつぶつと喋りたいし、誰かがふと聞いてくれたら嬉しいと思うし、でもいつでも誰かに聞いてほしいわけでもなく、自分の内の感情を大事にしたいし、誰かの雑音にもなりたくない。私は私の場所で何かをしていて、ほかの人はそれぞれの自分の場所で何かをしている。そういう原っぱをぼんやりと眺めながら笹舟をつくっていたい。
全部成り立たせるのは無理な話で、でもそういうことを考えずに全部気に留めないのも無理な話なので、いかにそれらの欲求たちに折り合いをつけてもらうかという話になる。脳内会議絶賛開催中。
私は私という存在としてものを言いたくなくて、そのときどきの言ったものでいたいみたいなところがあるのかもしれない 思い返せば昔からずっとそんなこと考えてるな