唯一理解してくれている媼と、言葉少なながらもかぐや姫の気持ちに寄り添ってくれていそうな女童と三人でお花見に出かけるシーンも辛い……。
「姫」であることから、抑圧から解放され、幼い頃のように全身で自然と自由を感じていたのに、庶民の赤ちゃんとぶつかって、姫からぶつかったのに向こうが土下座して謝ってきて、現実を突き付けられ姫から笑顔が消えるのも残酷だし、
その後、自分のせいで一人の高貴な殿方が亡くなったと知らされた姫が、これまで大切に大切に作り上げてきた小さなお庭を全部めちゃくちゃに壊すのも、どれほどの苦しみかがダイレクトに伝わってきてこっちも苦しくなる
というか、もう本当にどうしようもなく全てから逃げ出したくて、何もかも壊したくなってしまう苦しさの描写、「にせもの!!こんなもの全部にせもの!」って泣き叫びながら大切なお庭を破壊するその様子にすごく共感する
行き場のない悲しみや苦しみが爆発すると大切なものを壊したくなるの、心当たりがありすぎる
私の稚拙な言葉ではあの映画の素晴らしさを表しきれない……
上手な文章書けるようになりたいなぁ。