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11月に買った本。
パレスチナ出身の作家アダニーヤ・シブリー『とるに足りない細部』は、静かで克明な筆致から濃密なイメージがまざまざと立ち現れた。現在も続く暴虐を重ねずにはいられない凄まじい切迫感に、読み終えて改めてタイトルを思う。

◆『とるに足りない細部』アダニーヤ・シブリー/山本薫訳(河出書房新社)
◆『女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ』メリッサ・M・シュー+キンバリー・K・ガーチャー編/三木那由他+西條玲奈監訳(フィルムアート社)
◆『苦情はいつも聴かれない』サラ・アーメッド/竹内要江、飯田麻結訳(筑摩書房)
◆『傷つきのこころ学』宮地尚子(NHK出版)
◆『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』小山内園子(NHK出版)
◆『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』北村紗衣(書肆侃侃房)
◆『柚木麻子のドラマななめ読み!』柚木麻子(フィルムアート社)
◆『死の瞬間 人はなぜ好奇心を抱くのか』春日武彦(朝日新書)
◆『魔女の檻』ジェローム・ルブリ/坂田雪子監訳、青木智美訳(文春文庫)
◆『血腐れ』矢樹純(新潮文庫)
◆『撮ってはいけない家』矢樹純(講談社)
◆『さかさ星』貴志祐介(KADOKAWA)
◆ 『GOAT ゴート』(小学館)

今は小学館から出た新しい文芸誌『GOAT ゴート』を読んでいます。
小説だけではなく詩も特集掲載されている上に、エッセイや対談、作家たちが初めて短歌を詠む歌会チャレンジや書評家座談会など、他にも企画ページがたくさんあってすごく楽しい!

本文ページはまさかの5色の上質紙で、書店で実物を見た時はビックリしました。
この内容とボリュームで510円(ゴート)というのも衝撃だけど、これは創刊号価格なのだろうか。

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