ある初読み作家さんの連作短篇ホラーを読んでみたら、怪異の発動条件のところがちょっと……昨今の出版界でちょくちょく見るアレコレを思い出してしまい(版元編集者をはじめ出版関係者による、読者の古本屋や図書館の利用を否定するかのようなSNSでの苦言)、妙に引っ掛かるというか、作者の意図以上の意味を含んで読んでしまって、微妙な気持ちになった。
それとメタ構造として登場するKADOKAWA担当者の「呪いの本でも何でも売れれば良いんですよ♪」的なめちゃ軽薄な態度も、昨今の同社の姿勢からはネタとして軽く流せないものがあるぜ……ってモヤモヤしちゃうよ。