新潮社のPR誌『波』6月号に載っている元産経新聞記者のコラムの内容がひどかった……。
川口市でのクルド人差別を槍玉に挙げて、「地元住民の声を伝える報道を“ヘイト”と片付けるのはいかがなものか」、「産経や読売以外は“負の側面”に目を向けた報道をしない」と嘆く。
このコラムは元記者の自著『メディアはなぜ左傾化するのか』の宣伝なのだが、編集部は何故これをわざわざ『波』に掲載してしまうのか。
個別の犯罪や事例を属性全体の問題であるかのように意図して結びつけることの暴力性と差別意識が批判されているんですよ。そんなことは分かっていてやってるんでしょうけど。
『波』にこうした内容のコラムを載せても企業イメージを毀損しないと思ってる新潮社の感覚が怖いわ。今更だけども。