アンソニー・ホロヴィッツの新刊を読み始めたが、読んでるとイライラして数ページごとに閉じてしまって全然進まない。
またしてもセクシュアル・マイノリティについての雑な言及が早速あってウンザリする上に、ネイティヴ・アメリカンの登場人物のキャラクター設定と描写にも危ういものがあり、のっけからハラハラする……。
性差別的と批判されるような女性像は「あえて」踏襲したんですよ!と言いながら戯曲のキャラクターとして創造し、その部分について劇評でこき下ろされる展開は、どう捉えればいいんだ。
というかホロヴィッツ、「批評」についてそんな感覚しか持ってないの……?ってガックリきた。
このシリーズは作者のホロヴィッツ自身が登場するメタ要素満載の内容だから、作品への単なる好悪を超えて、作者であるホロヴィッツに対して必要以上に悶々としてしまって、毎回読むのがしんどい。