きのう、抗原検査キットで結果を待つ間いろいろ考えた(このキットは東京都から送ってもらえる「公助」です)。
わたしはすでに一度コロナに罹患していて、後遺症もなく済んだけど、なんらかの悪影響は残っているかもしれず、また罹ったり、別の病気になったとき、それが遠因になって死んじゃったりするのかもなあとぼんやり思った。
たまたま読んだ記事によると、いま無償で受けられている抗ウイルス薬は3割負担でも3万円するらしく、おばあさんが「それなら払えないから我慢してしまうと思う」と語っていた。
このさき風邪をひくことだってもちろんあるし、天災と言えば天災なのだし、と、どこか諦めてしまいそうになるのだけど。
ふと「東京大空襲訴訟」を思い出した。
学生時代、戦後補償に興味があって、空襲訴訟や成立しなかった民間被災者保障のための法案について知るまで 、空襲による一般人の被害は国に賠償を求めてしかるべきものだと、【まったく】思っていなかったんだよね。みんな等しく「受忍」するしかないのだと思い込んでいた。
日本が今度戦争をするとき、軍人さんには恩給を出すだろうけど、一般人の被害は無視するんでしょうね、また。