弾劾の件、昔を再現したくない人々の行動が報われてよかった。デモに参加したい・する誰にとっても安心な場とは言えなかった話も見たが、「死ぬ覚悟で来た」人々が死ぬことにならなくて本当によかった。
圧政の様子、殺された人たちはもちろん生き延びた人たちを生涯苛み続ける拷問、しかしそれは“職務”や“意義”であって苛んだ側は拷問と呼ばないこと、その悍ましさが滅茶苦茶に怖い。
WW2の日本兵士の手紙を取り扱った講義で、これは個人情報ですと教えられた記憶がある。単なる素材ではないのだと。
韓国の例に限らず、ノンフィクションや事実に取材した小説を読むたび「知識」になった個人個人のことを考える。人間は生きている。