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勉強はきっとウチらに平等だ! - 蚊帳りく [ tonarinoyj.jp/episode/25506897 ]
子ども達……。この物語は演出(地に伏せながら“一家の長”の足にしがみつくお母さんの指の荒れ方よ…)によって読者という他者に一見「貧乏」してるように見えない子ども達の困窮への理解を突っ込ませてくるけど、現実では他者に言いたくない・言っても伝わる感じがしないから言えない等の家庭事情がもっともっとあるだろう。お金はあるのに子どもに使わない無責任な親とかさあ。この子達の悔しさや怒りが結局諦めることで「消化」される社会にならないにしなくちゃならない。
偏見が出された時に偏見だよと即座に指摘できるのも、すぐに反省できるのもすごくコミュニケーションだった。すごい若者達だし、これを描ける著者もすごい。
勉強して、知識や技術を身につけることは確かに自分の新しい生活を築く基盤になるけれど、例えば氷河期世代のように就職先が少なかったり、本人にはどうしようもない属性をもって篩から落とされたり、そもそも勉強することを阻害されたりの現実がある。勉強すれば立身出世できるできないのはサボったお前のせいという偏見、打破されろ。
読んだ後に進学資金を親に使い込まれた子どもの場面から始まる『水車小屋のネネ』も思い出した。

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