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最近の映画がどうもつまらないと思っていた。CG技術の発達でリアルっぽい映像の出来/不出来にこだわからなのか、フィルムからデジタルになったせいなのか、映像から空間と光が失われた印象を持っていた。例えばTerrence Malick。風景映像が多いのに呼吸が出来る空間を感じられない。Cristopher NolanはVirtual Realityが多く更にその印象を強く感じる。二人とも時間感覚や現実をテーマにしていて面白いのだが映像表現としては個人的に物足りない。
同様の事は映画批評でも言えて、作品のテーマの現代性やら、作品の制作過程やら原作やらの周辺分が多くて映像表現については批評を避ける。個人の受け取り方だというなら映画批評がいらなくなるだろう。それらの批判とは対極にJoris Ivensや柳町光男は映像にパワーを感じて面白いと思う。
デジタル映像は個人的には平面的で好きではないが、その代わりに誰でも出来るようになったので可能性は広がったのだから、もっと多様な映像作品を見てみたい。

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