「高齢者集団自決」提言で悪名を馳せた(私もこれで初めて存在を知った)成田悠輔氏が、今度は「日経」で、「民主主義の未来」について語っているらしい。
そこで成田氏は「ネットが拡散するフェイクニュースや陰謀論、二極化が選挙を侵食し、強烈なポピュリスト政治家が増殖」などと「民主主義の敗北」を心配してみせている。
その上で、「二つの処方箋」と称して、「民主主義との闘争」と「民主主義からの逃走」を挙げ、前者は無駄だから、「いっそのこと民主主義から闘争してしまうのはどうだろうか」などと、普通に言っても「奇天烈な」提言をしている。
しかし、「日経」もよく使い続けるなー。ま、「鉄砲玉」としてまだ「耐用可」、ということなのだろう。
国民民主の玉木の「社会保障抑制のための尊厳死の法制化」提言といい、日本の支配層はよっぽど高齢者に早く「死んでもらいたい」と見える。それでいてー麻生が典型だがー自分達は「例外」とするのだから、盗人猛々しいとはこのことである。
大企業と富裕層の寡頭制支配にとって、もはや「代議制民主主義」さえ「重荷」と見える。
今まで情報操作で凌いで来たが、そろそろ「限界」という本音はそこかしこで噴出している。
しかし「闘争」ではなく「逃走」とは80年代に浅田彰が主張したではないか?