「俺の笛を聞け」
ベルリン映画祭で銀熊(だったと思う)をもらったルーマニア映画。
冷戦終結後、世界資本主義に統合されたルーマニア。シングル・マザーの母親はイタリアに出稼ぎ労働者として赴き、長く兄一人弟一人で暮らした兄弟。事件に巻き込まれて少年院に収容された兄の下に久しぶりに訪れた母は弟だけをイタリアに連れて行こうとするが・・・
この映画に限らず、ルーマニアでは冷戦終結後の社会の荒廃を描いた秀作が多いです。映像的にも単なる「洗練」ではない「活力」を感じます。
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