日本の腐りきった文壇ハビトゥスはそれはそれとして、従来「リベラル」派と見られていたらしい星野智幸が、このタイミングで「立憲民主党」を左派の「正義依存のコミュニティー」と「朝日」でデマを飛ばしていることは、興味深い。
立憲民主がほんとうに「左派」として筋を通していれば、とっくに政権は奪還できていた筈。
ところが、実際は左派どころかリベラルでさえない。(星野氏はリベラルと左派の区別もできないようだが)
そして現在党首選で野田が最有力候補とされている有り様である。現在、維新の広報紙になり下がった「朝日」としては、なんとかして維新と立憲の共闘をサポートしたい。逆に共産との共闘排除は、ある意味財界も含めた日本の支配エリートの総意である。(あと米国も)。
現在の流れだと自民党総裁選を延々とTVで流し、事実上の「選挙広報」とし、総裁決定後に解散総選挙に打って出るのが「合理的」ではある。何故なら、1年後では「結局生活は悪くなり続けた」ということになるから。
とは言え、現在世間では茫漠とした「世直し」ムードが漂っている。そこで万が一にも共産と同盟した政権の誕生は排除しておきたい。
してみれば、星野氏の立憲民主=左派=リベラル=「正義」のカルトという図式は随分タイミングよく飛び出したものだ。