どうもイーロン・マスクがK.ハリスのことを「文字通りの共産主主義者」と罵倒しているらしい。
ソ連・東欧崩壊から30年以上たち、「共産主義者」の意味ももはやはっきりしないけれども、米国は「反共」が国是の国、であることは改めて知る、といったところか。
言うまでもなく、ハリスは資本主義体制のバリバリの支持者で、文化的スタイルが「リベラル」というだけ。
国際秩序での米国覇権の継続を目指していることも間違いない。
それでもトランプよりは「まし」というだけである。
実際、ハリスが大統領になっても、長崎平和式典で示したイスラエル支持の姿勢は堅持するだろう。
また米国内の公式言説では、「原爆投下は戦争の早期終結・米軍兵士の犠牲の縮小に効果的であり、必要だった」となっている。
それにしても長崎の原爆投下には日本軍側の責任も大きい。当時の日本は軍事大国、原爆も開発中であったので、すでに広島への原爆投下は情報・哨戒担当は事前に察知していたが、その上申を軍上層部は無視。
長崎の際は、米爆撃機を迎撃する戦闘機も発進直前だったが、広島の責任を問われることを恐れた軍上部によってこれもキャンセルされた。
しかも、この恐るべき「未必の故意」、戦後60年以上「隠されていた」のである。