都知事選で2位となり、マスコミで持て囃されている石丸伸二がさっそく馬脚をあらわしたようだ
。
「少子化対策」を聞かれ、「一夫多妻」とは絶句である。日本史において、一部の支配階級以外、民衆は基本「一夫一妻」。明治民法における「家」には妻は一人しかいない。石丸の主張は、「三世帯同居」に戻し、介護を家族(女性)に押し付けようとする「超保守派」の家族観を超えるとも言える。
しかし、どうも仄聞するところでは、石丸は何かを「考えて」ものを言っているようにもみえない。
要するに、たまたま高学歴になった「成り上がり」野郎が、高慢ちきなまま「ミソジニー」を爆発させているだけ、という印象も受ける。
とは言え、これで来るべき政界再編に向けた「顔」作り、いきなり転んだ可能性も高い。
マスコミではまだ、「何か突拍子もないことを言う高学歴の人」といった芸能番組的な扱いですませようとする態度であるけれども、こんな人間が新党の「顔」として通用する筈がない。
今回石丸に(残念なが)投票した女性達も次は見向きもしないだろう。
しかし、「高齢者自決発言」の成田悠輔といい、この「一夫多妻」の石丸といい、本人もそうだが、プロデュースする側も「箍が外れている」。TVがこういう状態だと人心も荒廃するわけだ。