仏国民議会選挙は、反ファシズム「人民戦線」がーマクロンの必死の妨害にも関わらずー機能する場合、ほぼ左派の勝利である。
ところが、今年秋の米大統領選は今や絶望的。
TVの公開討論でバイデンの「認知症」が広く「認知」される結果となり、今になってNYTは「バイデンを大統領候補から降ろせ」と主張している。
しかしバイデンが「認知症」であることは関係者には分かっていた筈。「誤魔化しきれる」と考えていたとすれば、あまりにも浅慮である。
USAでは、有権者多数は、NYTなどのいわゆる「クオリティー・ペーパー」は読まず、基本TVで「世界」と「米国」のことを「理解」する。
であるから、TVで「認知症」と見られたことは、決定的な意味を持つ。
しかし、今から「候補者をさしかえろ」となってもハリス副大統領では絶対にトランプには勝てない。
ただし、サンダースを大統領候補とすれば、トランプにでも勝てる。
しかし、それを必死で阻止して来たのが民主党執行部とNYT、WSTなどのメディアである。
実際民主党やメディアには「サンダースよりトランプの方がまし」と考える連中が多数いる。これは「人民戦線よりルペンがまし」と考えるマクロンと同じ。
いやはや、米国引いては世界の運命は進退窮まりつつある。