フォロー

 元フランス社会党党首・フランス首相のL.ジョスパン(86歳)は、国民議会を電撃的に解散したマクロン大統領の「博打」を、「傲慢」かつ「軽率」と厳しく批判。マクロンの選択は、「WWII後極右を権力に最も接近させる愚かな道」として、左派連合「新人民戦線」への支持を表明。

 尚、ジョスパンの母は、平和主義者、フェミニストの活動家として人生を送る。2002年、92歳で尊厳死を選び、その過程はリオネルの妹、作家ノエル・シャトレ(哲学者F.シャトレの妻)の「最後の教え」に綴られ、後映画化(「92歳のパリジェンヌ」)された。

 F.シャトレは、J.デリダ、フーコー、ドゥルーズとともに5月革命後創設されたパリ8大学哲学科の創設に参加。またデリダの愛人であった哲学者S.アガサンスキーは、ジャックの子を妊娠した際、選択を迫るも、デリダは「君の選択に任せる」(もし出産を選べば、子として認知はするが、離婚はしない)と告げる。シルヴィアはジョスパンと結婚。デリダの子をリオネルは自らの子として養育した(事情は知った上で)。

 このパリの「狭い」人間関係と首相に自分の子供を養育させる「哲学の王」、これは当時の仏でなければ想像しにくい。

 またジョスパンは首相としても当時の欧州社民のシュレーダー、ブレアとも一線を引いた。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。