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 ブラジル下院議会で単独では第一党の極右・自由党(前大統領ボルソナロが指導者)が「仮にレイプによる妊娠であっても22週目以降は「中絶」を認めず、「殺人罪」として禁錮6-20年を課す」とする法案を提出。下院議長も急ぎ審議の方針を表明。

 これに対し、首都ブラジリア、最大都市サン・パウロなど大都市で「中絶厳罰化阻止」を訴える大規模デモが15日繰り広げられました。

 現在ブラジルでは、母体に生命の危険のある場合やレイプによる妊娠の場合は中絶が認められている。他方、10ー14歳の少女のレイプによる妊娠が大量に発生している。極右の法案が通れば、この場合も中絶は「殺人」となる。

 ルラ大統領は、同日イタリアでの記者会見で「レイプ犯よりも重い刑罰を女性に課すのは馬鹿げている」とコメント。

 現在ブラジルではレイプ犯は最高禁錮12年。中絶による「殺人」となれば最高禁錮20年となる(ちなみにブラジルでは死刑は廃止)。

 確かに議会では大統領与党は相対多数だが、連立によるもの。さらに極右野党と中立政党を合わせると、過半数となる。

 女性達のデモは「監獄行きも死ぬのも拒否」との横断幕を掲げ、中絶の「完全合法化」を訴えました。

 尚、日本以外の中絶合法化されている世界の他の地域では、期間の制限はありません。

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