さて、来るフランス国民議会選挙の左派統一戦線、「新しい人民戦線 le nouveau front populaire」、全小選挙区での統一候補一本化をすでに達成。
最大会派の「服従しないフランス」のメランション党首は、「マクロン政権との完全なる決別」を宣言すると同時に極右を「年金改悪と移民排斥」の双方で、マクロンと「変わらない」と指摘。
緑の党党首は「極右かわれわれかを選択する選挙」を位置づけました。
公約としては「60歳定年制、富裕税の復活、最低賃金の1600ユーロ(約27万円)、週労働時間の32時間に引き下げ、民営化された部門の再公有化、再生エネルギーの拡大」を掲げました。
また外交政策としては、パレスティナの即時国家承認と同時に「レイシズム、反ユダヤ主義、イスラムフォビア」と闘うとする。
また現在、先住民の大規模抗議行動を引き起こし、警察の弾圧によって死者も出している仏領南太平洋ニューカレドニアでは、抗議の引き金となった仏系住民の選挙権拡大を中止すると明記。
そう、仏はいまだに英と同じく、カリブ、南米(ギアナ)、インド洋、南太平洋に植民地(法的には仏領)をもつ帝国主義の遺産を引きづっているのです。
日本からゴーギャンで知られるタヒチにいきなり観光にいけるのもそのため。