なにやら「国立大授業料150万に」という、どこからどうみても「馬鹿げた」話が、どうも仕込まれていたものらしく、慶応の塾長から始まって、社会の一部に流通しているらしい。
財務的には日本の高等教育予算は国際比較で低すぎる。原則論としては、私学助成金を増やして、私学の授業料を下げるべきだろう。
そこで「財源は?」と必ず来るが、基本倍増が予定されている軍事費から回せばよい。
そもそも射程距離3-5千の巡航ミサイルや航続距離が長い戦闘爆撃機などは「専守防衛」の建前からしても外れている。
また戦車なども無用の長物である。米軍が駐屯し、海に囲まれ、世界2位の日本海軍を相手に「敵前上陸」を試みる国はいない。
また陸上自衛隊20万人も多すぎる。元来朝鮮戦争の際、半島に出動した米8個師団を埋め合わせるために急遽つくられた組織。それが現在倍にまでなっている。また自衛隊の武器はオーダーメイドに近いのでこれも割高になる。
私は元来自衛隊を改組し、レスキュー部隊に改組、そのための訓練と装備に置き換えるべきと考える(軍隊は殺人訓練をするがレスキュー訓練はまた別)これを世界の災害の際に派遣する。
いずれにせよ、軍事費倍増のあおりで国立大学授業料150万、などという選択は愚の骨頂である。