スパルタクス君、今日は「まとも」な事を言っている。
「また似非国際ジャーナリストが得体のしれない記事を出している。このシメオン・サクスコブルクゴツキが、幼くしてブルガリア王位に就いたあと、WWII後追放されたのは、親ナチだったからで、共産主義国家崩壊後、亡命先から帰って来て2001年に首相になり、選挙に負けるや、今度は旧共産党と組んで与党を担った人物。単なる「バルカン政治家」以上でも以下でもない。読者の無知を当て込んで、何吹きこんでんだか。」
この記事というのは、朝日グローブに掲載されいたもの。見出しはこうだ。
「政治家の野心を抑止できるのは国王しかいない。民主主義とのバランスを取れば、君主制が有用なのは明らか。世襲だとバカが跡を継ぐ恐れがあるなどという人もいるが、選挙で選ばれた政治家の方がバカの確率はずっと高い」
補足すると、WWII中、ブルガリア、ルーマニア、スロバキア、ハンガリー、クロアチアは全てファシスト政権でナチと同盟、ソ連に侵攻。赤軍に押し返される過程で、脱「ナチ」化された。ポーランドも「分割」前はファシズム政権で愚かにもチェコスロバキア解体に参加して領土を強奪。
欧米日の政治学はWWII後の社会主義権威体制にだけ光を当てる傾向があるが、バランスが取れた見方とは言えない。