岸田訪米で「日米軍事一体化強化」。英語誌では当然「軍事同盟」強化と報道。
実際には米軍指揮下の連携の範囲をさらに拡大するだけだが。
それにしてもハワイ太平洋司令部の移転と軍事費倍増を伴うことは大きい。
台湾有事が無理と来れば、今度は南シナ海への中国の海洋進出を阻止、ときた。しかし、筋論としては、そこは日本が責任をもつ海ではないし、実際には米海軍とオーストラリアで十分に対応可能。
どうも日本の政治家は忘れがちだが、中国は建国の成り立ちからして陸軍大国。米国は、英国と同じく元来は陸の常備軍をもたない海洋国家である。中国指導部がわざわざ相手に有利な場所を選ぶ筈もない。
しかし、日本政府、米国への従属度は、もはや政権が清和会であろうと宏池会であろうと、関係ないようだ。
繰り返すが、日本社会は5年度で軍事費倍増に耐えられる状態ではない。いわんや米軍への「思いやり」予算など「バラマキ」をしている時ではないのだ。
岸田は大統領専用車に乗せてもらって喜んでいるようだが、小学生でもあるまい。
バイデンはバイデンで日本とのfrendshipを発信している暇があったら、ガザ地区への人道支援をイスラエルに強制すべきだろう。