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 マウリツィオ・ポリーニが死んだという。

 どうもJ=L.ゴダールといい、大江健三郎といい、20世紀を代表する芸術家たちが次々と世を去りつつあるようだ。

 ポリーニと言えば、大学生の時、加藤周一さんとポリーニの演奏の特徴について話し合ったことがある。その時、複製芸術時代におけるカラヤンの商業性についても話題に上ったことを記憶している。

 私は日本ではポリーニの生演奏を聴いたことはなく(とにかく高い)、パリに留学中何度か聞きに行った。その時は学生席は安く、また入手しやすかった。シャトレ座で聞いたショパンが印象に残っている。

 それにしても、やはりパリでしか見なかったストローブ・ユイレも共に世を去り、今や「芸術」の在り方そのものも根本的に変化してきたように感じる。

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