「双頭の鷲を世界に発信しないために」
「世界に冠たるドイツ Deutschland über alles in der Welt」のフレーズ、現在の国際社会では禁句であること、これは言うまでもない。
しかし、議事録では外部委員が「世界に冠たる千葉大学」と双頭の鷲を「これを英語で発信できるもの」が「国際的に通用する」と眠たいことを言っている。
要するに、この外部委員、ナチス的「誇大妄想」の虜となってはいるが、国際社会の常識を「何も知らない」。
それでいて、「国際的」やら「グローバル」やら呪文を唱えて、投票1位の候補を退けようと懸命である。
投票1位の山田賢先生は中国近世史のエースであり、その著書は中国語にも翻訳されている。当該外部委員は「英語論文がない」などと因縁をつけているが、ここまで行くと個人的なルサンチマンでもあるのではないか、と邪推もする。
何と言っても筑波の学長選の結果をひっくり返した河田氏は同時に千葉大の外部委員なのだが、中国研究者としては、「月とスッポン」である。
また呆れるのは「過半数取得者がいない」という言い分である。
候補者が3人でれば、普通過半数取得者は出ない。それで何故、1位の人ではなく、2位の人を選ぶのか?ここのところをはっきりさせてもらいたい。