世界の女性議員の比率、1位ルワンダ、2位キューバ、3位ニカラグラ、4位メキシコ、7位アイスランド、9位スウェーデン、11位セネガル、12位フィンランド、13位南アフリカ、16位デンマーク、19位ナミビア、20位モザンビーク、日本はなんと165位である。
この内、キューバ、フィンランド、デンマークを除けば「クォータ制」がある。しかし「クオータ制」を導入していることは逆に女性の「政治的発言権」の強さを示す。
特徴的なのは、北欧を除けば、サハラ以南のブラックアフリカ諸国が多いこと。
実は家族類型としては、ブラックアフリカは欧州や東アジアの家父長制より、母系制であったり、あるいは財産の相続・婚姻の形態の点で、はるかに女性に有利な状態だった。
ここに近年の国際的なフェミニズムが重畳した、ということかもしれない。
クォータ制のないキューバが2位なのは、社会主義国であることと、住民の多数派がアフリカ系(奴隷の子孫)であることに拠るのかもしれない。
中米に関しては、先住民の家族形態が現在の女性の地位の高さと連動しているかも、だがこれは全くの推測。
日本に関して言えば、WWII後女初の女性参政権の議会での当選者とほぼ変わっていない。世界においていかれるわけだ。千葉大の学外選考委員も全員男である。