両目白内障の手術後、結果的には視力が上がった(遠近の調整はつかないけれども)ので、最近電車の画像広告に気づくことが多くなった。
昨日は、政府広報の類だと思うが、「健康保険制度を次世代に引き継ぐためにジェネリックを使いましょう」というものがあった。
これは「ジェネリックを選択しなければ、あなたの子供たちには健康保険制度はありませんよ」という脅迫とほとんど同じである。
ジェネリックへの誘導のみだけでなく、社会保障費削減への圧力は凄まじい。
確かに、「アベノミクス」とやらのお陰に日本の財政がほとんど破綻寸前であることは私も認める立場である。
しかし、それなら歳入の方で、累進課税、法人税、相続税、金融所得税の負担を増やすべきであり、歳出で5年で43兆円の軍事費増などはもってのほかである。
災害の度ごとに「自衛隊の活躍」が報じられるが、自衛隊はあくまで軍隊であって、災害レスキュー専門ではない。地震大国の日本、むしろ自衛隊の災害レスキュー隊への改組を検討すべきではないか?これであれば憲法との平仄も合う。また財政負担も軍隊とは比較にならない。
ところで、電車の画像広告、若い女性が「情報が氾濫する現代、読売新聞、信じていいですか?」とほほ笑むものもあり、これには「うーむ」となった。