東京地検特捜部は、ついに安倍派裏金システムについて、森喜朗に事情聴収する方針を固めたようだ。
しかも、このリーク、31日夜流され、元旦に一般に報道される、という「見事」なタイミングである。
実際、安部派の裏金システムに事実上の派閥の「領袖」、森喜朗が関与してない、とは常識的には考えられない。
橋本聖子などは脚光を浴び続けたいがために自民党議員になり、「そういう仕組みになっているから」と言われて「はい、そうですか」という所だろう。
検察からすれば、五輪利権、角川、電通関係者は起訴できたものの、森喜朗は無念にも「取り逃した」というところではなかっただろうか?
ところで、文教族のドンとして知られる森喜朗を中心とする安部派、教育の分野にベネッセ・下村案件をはじめ、多くの介入をしてきた。
戦後の「関東軍参謀本部」とされる通産省(経産省)も近年、教育分野への介入を森喜朗などともに進めてきたともされる。
元経産相の西村氏の盟友、鈴木寛氏も森喜朗とは長年太いパイプを築いてきた。
角川・笹川のZEN大学構想も、この文脈と無関係とは思われない。
元経産官僚の古賀茂明氏も「官僚の発想の半分は天下り先の確保」と長年言っておられる。
この辺りの解明も待たれる次第である。