石川県知事の馳浩氏の官房機密費を流用して、さらに「孫子」を援用とした称する「IOC委員買収」作戦、地元の「北國新聞」どうも独自の角度から論じているようだ。
「安倍氏の恩を仇に返すことにならないか」
というのが北國新聞の「お叱り」である。馳氏と安部晋三氏の「恩と仇」の関係はさておいて、これでは官房機密費を買収に流用した「事実」は認める前提に立っている。
いくら石川県が森喜朗の地元だからと言ってこれはないんじゃないか?
肝心の森喜朗は「軽率も軽率。知ったかぶりをしたのでしょう。全て撤回したのはよかった」と述べたと云ふ。
この話は聞くと石川県金沢は「おそろしげ」な場所にも感じるが、江戸時代からWWIIまでは日本海交通の要として「小京都」と呼ばれ、かなり文化も発達した都市だった。
金沢の旧制四高出身者には政治学者の松下圭一、経済学者の宮本憲一、『世界』編集長・岩波社長の安江良介などがいる。
さらに世代を遡ると、泉鏡花、室生犀星、中野重治、すべて金沢出身である。
現在の大阪、さらには日本もそうだが、経済的に低下すると文化も低下してしまう、というのは一般的に当てはまってしまうのだろうか?