現在のガザで起こっている「カオス」、単に個別の病院に対する爆撃だけではありません。
ガザの住民は220万(うち子供半分)の7割が「難民」化、住宅の45%が破壊ないし損傷。
水の消費量は90%減、下水ポンプのほとんどが稼働停止。
病院の3分の1、1次医療サービスの3分の2が停止。
現在市場に出回っている小麦は残り12日分です。
これはもはやWWIIの際の日本への戦略爆撃による被害を超えています(広島、長崎への原爆投下は除く)。沖縄は地上戦になったので別として、1日の空爆だけではここまでの被害は出ません。
また当時の日本側は一応、防空システムがあり、また米軍のB29も燃料の限界がありました。
今回パレスティナ側には軍隊もなく、防空システムはゼロ。その上、中東最強のイスラエル軍が地上侵攻しているのです。
これは、もはや一方的なジェノサイドでしかない。
ここまでやれば、結局イスラエルにとって、中期的な「安全保障」も危うくなってくる。であるから、イスラエル国民の7割以上が現在のネタニヤフの選択を支持していない。
即時停戦、これは米政府が強く介入すれば、直ちに実現する。
ブリンケンは国務省職員の批判に「耳を傾ける」なとど眠たいことを言っていないで、直ちに介入すべきです。