バイデンがイスラエルのパレスティナ攻撃を1日あたり4時間停止させたと自慢気な顔をしているらしい。まったく呆れ返った話だ。
「停戦」ではなく、あくまで時限付きの「攻撃停止」に過ぎないわけだから、残りの20時間イスラエル軍は、空からも地上からもパレスティナを攻撃できるわけだ。4時間の「攻撃停止」などせいぜい、イスラエル兵の休息に役に立ちだけだろう。
イスラエルは単にガザの住民を退去させるだけでなく、同時にハマスの拠点と思われる箇所をこの機にすべて破壊しようとしている。
しかし、この種の「植民地戦争」型の戦争はとりわけ戦闘員と民間人の区別がつけられない。
イスラエルもそれは百も承知で、掃討戦を繰り広げるから、民間人の死者は留まる所を知らない。
そしてガザ制圧以降は、欧米がとりあえず管理する案が浮上、というのだから、米を中心とした北側の国際秩序は、ものの見事に木端みじんになった、ということだろう。