いやー、原発汚染水放出に対して中国からの日本からの海産物全面禁輸、結果として現在の日本社会の状況を炙り出しているようだ。
中国でホタテの絡むきなどの加工作業ができなくなったから、刑務所の受刑者にやらせるとは・・・
これは、つまり安くなり過ぎた労賃で雇える人が国内でいない、ということ。
現在叫ばれている「労働力不足」の本質の一端がここに現れている。
先日、少なくとも全国に100万以上いる「引きこもり」狙い、「親から依頼された」として業者が「引き出し」、御殿場で「監禁」状態にし、リコーなどの企業に低賃金労働力として供与している事件が報道された。
このノースガイアという引き出し業者、安倍政権の「一億総活躍社会」のメンバー、講師も務めていた。
こうなると、一億総活躍、「引きこもり」の人たちと受刑者を低賃金労働力として動員するプランではないか、との疑惑が湧いてくる。こうなると、「貧しきは罰せよ」という米国モデルに限りなく漸近してくる。
それにしても、ノースガイアに「拉致」された就学年齢の子供たち、オンライン授業を受けさせれていた、というからこれも恐ろしい話である。この授業料も親は別にオンライン授業提供業者に支払うのであろう。