「大阪府には専門の学芸員が不在?」
なんと「毎日」の報道によれば、大阪府には専門の学芸員が一人もいないと言う。
これで美術品コレクションを地下駐車場にビニールシートを被せて、6年間放置。挙句の果てに、デジタル化して、本体は廃棄すればいいとは、まさに「文化破壊」もここに極まれり。
そして「文化破壊」提言者の上山信一氏、ZEN大学(仮)の副学長・教授であると同時に大阪府・大阪市・堺市の特別顧問であると同時に株式会社麻生の監査役でもある。
ま、現在の日本の支配エリートに少なくとも「食い込んでいる」ということだろう。
大阪府の学芸員不在問題に戻れば、全国都道府県に「美術館」がそもそも「存在しない」所は珍しい。
吉村知事は7月の定例会見でも「新設の美術館を建てることはしない」と断言したようだが、他方何が何でも大阪万博は強行の構え。これ、優先順位が全く逆じゃないの?
ゼネコンとも関りが深い自民二階は「国家の威信にかけて」執り行うと啖呵を切っている。
「国家の威信」問題は脇に置くとして、府内で「学芸員ゼロ」は異常である。
昔は「上方芸能」という雑誌も実質もあった関西文化、このまま維新に破壊されて終わりなのだろうか?