「ZEN大学(予定)副学長、上山氏信一氏、専門「経営コンサルティング、都市経営、地域活性化」として、講義も教授予定」
ZEN大学の教員予定者一覧を見ると、「美術品の(立体作品)の物理的な部分は処分してもいい」の上山信一氏、「150社超の企業コンサルティングを実践」として講義も予定しているようだ。
しかし、150社超の企業に対してどんなコンサルティングを実践していらしたかはわからないが、「芸術」に関する、ご自分の見解を、いくら完全「オンライン」大学だからといって、この調子で講義されては、人文・芸術創造・研究・鑑賞に携わる人はたまらない。
ルーブルやポンピドゥー、レオナルド、ラファエロ、セザンヌ、ピカソも「デジタル」で保存しておけば、オリジナルは廃棄していいということになる。
『複製技術時代の芸術』を書いたW.ベンヤミンもまさか、上山説が地球の裏側で飛び出してくるとは想像もしなかったと思う。
ちなみにルーブル・ポンピドゥーやテート・ギャラリー、ニューヨーク近代美術館を廃止したら、パリ、ロンドン、ニューヨークの「都市経営」は破綻するだろう。