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 「松川るいの消費税20%論」

 先日のフランス旅行について、今井絵理子議員は、「内政の失敗は内閣を滅ぼすが、外交の失敗は一国を滅ぼす」と主張したらしい。つまり外交研修のためにフランス旅行に税金で行ったということだ。

 それは真に筋が通っているが、欧州外交の「見聞」についてぜひ「説明責任」を果たしてほしい。

 ところで、松川るいのフランスへのこだわりは「消費税19,6%、これを見習って日本も着実に上げていくべき」という所にあるようだ。

 しかし、フランスの消費税、食料などの食料など生活必需品、電気・ガス、それに文化関係は5%以下の軽減税率。

 また法人税は25%と日本より高く、課税ベースも日本より広い。また企業の社会保険料の負担も日本より大きい。

 またフランスでは教育費は大学まで基本無料。グランゼコールでは給料が出る。

 また安価な公共住宅は日本の比にならない程多い。

 あれやこれやで、今や仏は日本よりはるかに格差の小さい国。
 逆に日本は税と社会保険による国家の再配分によって格差が広がるOECD唯一の国。

 この状態で消費税20%に向けてフランスをだしにするとはいい度胸ではある。

 仮にも「自由・平等・友愛」の国が建前の国で、こんなことを言い出したら、革命が起こるだろう。

 

この件なのですが、不思議なのが、件の議員さんが仰っているらしい「19.6%」は2023年現在、存在しない税率です。一体「いつのフランス」に行ったのか?

2,014年1月1日から一番高いTVAの税率は20%になっています。
現在のところ、税率は4種に分かれており、上から 20%、10%、5.5%、2.1%になっています。詳しくは下のサイトをご覧ください。

economie.gouv.fr/cedef/taux-tv

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