しかし、自衛隊空軍トップの「フランス軍の心意気を感じた」、不思議なコメントではある。
記事では、わざわざ「遠い所からおいでいただいて」、ということだけれども。
全体に、この記事、どうも「間の抜けた」感じが漂う。ラファールと自衛隊のF2の「共同飛行」のイベントにファン達が集まったなどと書いているのだが、どうも緊張感がない。
ま、これは朝日的に「あえて」緊張感を薄めている可能性もある。日経は、より「真面目に」軍事戦略を語る。
この真面目な「戦略論」がまたナイーヴで「間が抜けている」ので、一般市民としては困るのだけれども。
ところで、仏の海外県に戻ると、他に南米にギアナ、太平洋にタヒチ(ゴーギャンで有名)。パリ・コミューンの後、生き残りのコミューン参加者たちはこれらの植民地に「流刑」となった。
有名な女性アナーキストのルイーズ・ミシェルはニューカレドニアに流刑。彼女はここでも征服された先住者(カナク)の側に身を置き、1878年の蜂起の際はカナクを擁護する。
仏は、大半の植民地独立の後もこれらの地域を「海外県」として保持。仏領であるので、その周辺には排他的経済水域をもつ。
現在米軍以外で唯一原子力空母を有し、「七つの海」を巡回。無責任なシリア空爆にも参加。これはいただけない。