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 『世界』前編集長の熊谷伸一郎さんが、7月2日をもって岩波書店を退社されたそうです(FBにて告知)。
 ここ数年は、岩波が右翼の坂本体制になり、熊谷さんは社内でほとんど孤立無援の戦いを強いられてきたと伺っています。しかも、これは熊谷『世界』が、紙媒体としては異例の「部数増」を達成するなかのでの「政治的排除」でした。

 今後は1月ほど休養を取り、しかる後、現在の日本の危機に対抗する、ジャーナリズム/言論の場を立ち上げていきたい、ということです。

 おそらくは、新しい出版社の「立ち上げ」の段階に入る事になる。

 現在、メディアはTV・新聞双方とも「大政翼賛体制」。野党第一党の立憲はよりによって「維新」と連携する体たらく。

 もはや、既成の制度の枠を超えた一般市民による「人民戦線 front populaire」的言説を構築していくしかない。

 この路線、リアルの世界でも「有効」であることは杉並の赤緑連合の小選挙区の連勝からも明らかです。

 しかも、仄聞するところによると、当の岸本聡子区長と選対本部長の内田聖子さんも立ち上げに協力してくれるとのこと。

 熊谷さん本人も都知事選の際、宇都宮健児さんの選対本部長を務めた人です。

 私も自分のできる範囲内で協力していく所存です。

 しかし、新自由主義的再編が引き起こす、「21世紀のファシズム」の危機を訴えてきた、この30年の「塹壕戦」、正直長かったなー。

 上の世代はまったく「リアリティ」が異なり、同世代のマジョリティも全くこの危機感を共有しなかったから。ただし例外の人たちはいます。

 その人たちはいずれ、この「反ファシズム統一戦線」に加わることになるでしょう。

 それにしても、「塹壕戦」のまま人生が終わるかと思ったことも何度かあったが、どうやら機動戦の段階に入ってきたようだ。

 あとは、天の命じるまま、粛々と歩を進めるのみ。


なんてこった
岩波書店まで右翼に巣食われていたのか?
恐るべき時代だ

さん、

巣くわれている、というよりも社長が右翼なわけだから、「乗っ取られた」のです。

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