「米ソの宇宙開発競争と映画」
A.タルコフスキー「惑星ソラリス」、ゲルマン「神々の黄昏」、A.ゲルマンJr「宇宙飛行士の医者」。個人的にはA.ゲルマンが初期のものを含めて好きなのですが、
趣味とは関係なく、ソ連時代の米国との宇宙開発競争を背景とした枠の映画が多いです。
ロシア時代に入ると現実では「宇宙開発」というよりは、「宇宙戦争」テクノロジーを競い合っています。映画でもゲルマンJrが枠としては「宇宙開発」(この場合はスプートニク時代を背景にしている)を使っているのを見て、やはりつづいているのだなぁと。
ちなみに一時代話題になった火星の地球化(プロジェクト「テラ・フォーミング」)は、米国でも当面無理だと判断されたようです。
私も、素人ながら、重力、気象などからして数十億年かけて地球の条件で進化した脆弱な「ヒト」が移住するのは不可能だと思います。
その前に地球の生態系が破壊されてしまう可能性の方が高いので、そちらの方が直近の問題でしょう。
こうした流れを反映してか、SF本場のハリウッドでもF..K.ディック原作の「トータル・リコール」第一作は火星を舞台にしていましたが、リメイクバージョンは近未来地球の超階級社会を舞台にしていました。