『現代思想』討議、お相手を務めたいただいた教育社会学者の大内裕和さん、昨年度の武蔵大学の学生が選ぶ「ベストティーチャー賞」に選出されたらしい。
この特集、「多様な立場」はいいが、群像評論部門新人賞を採った男が、大内さんの新自由主義批判を「ちぐはく」と因縁をつけ、「教育はサービス、教員は芸人」の立場から、延々と大内さんを批判している、これはいただけない。
この男、山口昌男の寄席芸人、柄谷「売る」ー「買う」モデルを援用して(どれだけ「古い」のか!)「シティズンシップの理念こそ市場を通じて教育されるべきだなのだ」と戯言を書き散らしている。
市民権が市場で「売買」される、このことを意味、この矢野某、全く分かっていないようだ。群像新人賞のレベル、どこまで下がっている?
ところで、私個人はこの「ベストティーチャー賞」制度には懐疑的なのだが、それはそれとしていずれにせよ、大内さんはこの「ウマシカ」とは比較にならない天性の「芸人」であること、これは間違いない。