「エシュロンとプリズム」
さてエシュロン、米政府は公式には認めていないが、欧州では昔から存在は認知されている。何と言っても欧州首脳の電話なども盗聴されている。
エシュロンの構成メンバーを見れば明らかなように、これはWWIIの際の米英連合から派生、1948年設立の文脈もそれ。
エシュロンの一部門としてはE.スノーデンが告発した「マイクロソフト、Google、Yahoo!、Facebook、Apple、AOL、Skype、YouTube、Paltalkの、合わせて9つのウェブサービス」の「ユーザーの電子メールや文書、写真、利用記録、通話」を収集しているPrismが有名。これは2007年に創設された。AIによるビッグデータ分析が可能になったことが背景。
スノーデンはCIA及びNSA職員だったが、このPRISMを告発したことで、米政府に対する「国家反逆罪」容疑で国際指名、現在ロシアに在住。
同じくWIKIリークス創設者のJ.アサンジはオーストラリア国籍なので「スパイ容疑」で国際指名手配、ロンドンのエクアドル大使館に駆け込んだが、米の圧力に屈したコレア大統領の判断によりイギリス警察に引き渡された。
とは言え、アムネスティ・インターナショナルや「エコノミスト」はアサンジの「表現の自由」への貢献を評価。