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チョン・ボンジュン、朝鮮政府ともに、日本の企みを見抜いたため、和睦。

しかし、日本は確信犯で大量の兵士を送り込んで清国との戦争に持ち込んだ。

この過程から見ても、いわゆるアジア主義は近代日本の帝国主義の尖兵。ですから、竹内好・橋川文三のように、アジア主義を「近代の超克」などと評価するのは、全くのナンセンス。

竹内好のテクストは「魯迅」など戦中のものにみるべきものはあります。

しかし、橋川文三は「戦中派」世代の悪い所を凝縮したような、およそ研究者とは言えないレベルです。

昨今橋川推しは衰退傾向にあるようだが、「アジア主義」再評価を唱える中島岳志のような痴れ者もまだいる。

さて、さらなる問題は、当時の朝鮮半島の政治状況が日本史では全く理解できないこと。

趙景達さんの岩波新書連作はお勧めだが、やはり政治舞台の登場人物を知っていないと、やや戸惑うかも。

先日紹介した「緑豆の花」は、壬午軍乱、甲午農民戦争、大院君、高宗(息子)、閔妃、など歴史上の人物が、単に「親日」・「親清」という区分でなく、統一的に理解できます。

尚、閔妃暗殺の際の公使三浦は長州、実行責任者岡本柳之助は紀州。紀州も維新乗り遅れ組。

日清戦争の計画者、陸奥宗光も紀州です。

維新と朝鮮侵略の関係が窺えます。

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