言われて思ったことなんだけども、
確かに「感傷」は過去の氷の中で必ず静止していなければいけないものだから、新海誠作品の男たちが過去の彼女たちを語るときのモノローグの「そのままでいろ」という暴力性に対して、そういう「気持ちが良くて閉じたもの」にされてしまってきた私たちのモノローグも語られるべき、という主張なら、かなり分かる話ではあるな…と思った

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そういう非対称性を脱出するアクロバットが『ほしのこえ』や『君の名は。』のSF/ファンタジー的な道具立てだったんだろう。
これがあるから、わたしという男とあなたという女の主客が反転したり混じり合ったりして、自己陶酔のエグみが抜けたのだと思う。

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