ところで劇団四季版のリトルマーメイドって家父長制の通奏低音が延々と鳴り響いてる話だと思うんですよね アースラの生い立ち、トリトンの王位継承や娘たちへの抑圧 そしてそれ自体が最後まで覆されることがないのがあれなんですけど……結局理解のある父親の許しを得て結婚する話じゃん……
私あれ昔一度か二度劇場に見に行って、忘れられないのが、アリエルが陸に行き海では行方不明とされて大勢で捜索する際に彼女の姉の一人が発する「もしあの子が居なくなったら、私がコンサートでソロを歌うことになるってことじゃない!そんなの耐えられない!」っていう冗談めかした言葉なんですよね あれ、笑いどころとして置かれてる台詞なのかとは思うんですけど、笑いごとのようにはどうも思えないから宙吊りで、10年以上は前のことなのに未だに印象に残ってる
だってあの話ってそもそもアースラの語りによれば、アースラの父親が娘たちへの愛情のかけ方にかなり苛烈な順列をつけてたことへの葛藤とそれへの復讐(として愛されていた姉を一人ずつ消していったこと)がそのはじまりにある話なのに……アリエルの姉が彼女と同様に「父親に愛されるアリエルなんて消えてしまえばいい」と思っていないなんて言い切れる?ってずっと思ってて……
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