ねーーーーパヴォーネ読んだ…すっっっごい良かった…

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告知の「これは心の話。欲望の話。エゴの話。支配の話。傷の話。ー―これは、俺の恋の話!」からしてすっっごい期待してたんですけど、期待にたがわぬ良さでしたね…
youtube.com/shorts/zVFZ7UBGnoM

1話のムルとアンジェロの恋談義から「好きだ……」になってたよ…魔法使いの約束ありがとう……アンジェロと賢者様が重ね合わせられてるのもいいなぁと思った… 賢者さんはそういう人だよね、分かるよ… あと私もどちらかというとそういう「好きな人やものは自分以外の人にも大事にされていてほしい」という気持ちをエゴとして持ってるとこあって…その上で、特に最近は、その気持ち(に基づく私の言動)がその好きな相手から主体性を奪ったり、傷つけたり、支配したりしてしまうことだって有り得るよな、と考えたりすることもあるから、すっごく良い物語経験でしたね…

この辺の話は、二部の指揮者の話とも繋がるよね あと、ステの「皆違うから前も後ろも右も左も上も下も斜めも全部全部見渡すことができる」もここに繋がると思うなぁ

関連してポリフォニーの話を思い出したから言うと、アンジェロとムルの対話はポリフォニックなそれとも言えるのかもしれないなとふと まあムルのそれって理想的な対話態度では全くないんだけど…

てかムルさん、説得するつもりでああなるのか、という発見 元々私としても、ムルは基本悪意があってああいう言動になってる訳ではない、と思ってたので裏づけのひとつって感じだけども

ムルがアンジェロに「どんな気持ちで月に焦がれている?」と聞かれて、「全てを知りたい。」に加えて「同時に、何ひとつ知らなくても、この恋は満ち足りてる!」って返したとこが今作でいっちばん好きで……………………満ち足りた片想い…………………生殖行為が伴わなくても、両思いでなくても恋だし、満ち足りた片想いだってあるんですよ………………未開の天文台と反復横跳びしたい好きストーリー…

月を受け止めてみないかって提案するムル・ハート、意外性のひとつもなくてその時点で面白かったんだけど、それと同じくらいその提案を魂が砕ける前にも後にもしてたってのがムル・ハート最高エピすぎて良かった 期待を裏切らない

個人的に興味深かったのはここかも ムル、研究者にとって適切な(あるいは一般的な)感情的さの度合いがあると思ってて、それが度を越すと身を滅ぼすとおもってるんだ…へー、という だからどうということでもないんだけどさ

ミチルが得意分野で活躍してたの良かったな…

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